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AI活用 ― チャットからコードへ

「話し相手」から「手を動かす相棒」へ。
Claude Codeに切り替えた日

公開日:2026/07/23 筆者:アラフィフ一人娘パパ

前回、色の次は画像の重さで躓いた話を書いた。原因はいつも同じだった。AIに相談して、返ってきたコードを自分でコピーして、ファイルに貼り付けて、動かしてみて、エラーが出たらまたそれをAIに貼り付けて聞き直す。この「コピペの往復」が、記事が増えるにつれてどんどん重くなっていった。

そんなときに知ったのが、ファイルを自分で読んで、自分で書き換えてくれる「Claude Code」というツールだった。

チャットのやり取りに感じ始めた限界

ブログを始めた頃は、チャット画面でAIに相談するだけで十分だった。構成を考えてもらう、文章のたたき台をもらう、分からない用語を聞く。そこまでは無料版でも問題なかった。

ところが「サイトのここを直したい」という話になると、様子が変わってくる。AIが書いてくれるのはあくまで文字としてのコードで、それを実際のファイルに反映するのは自分の仕事だった。該当箇所を探して、コピーして、貼り付けて、保存する。1回で動けばいいが、大抵どこかでズレる。閉じタグが1つ足りない、貼り付け位置がずれている——そんな地味なミスで表示が崩れ、またチャットに戻ってエラーメッセージを貼り付ける。

記事が2〜3本のうちは我慢できた。それが十数本になり、直したい箇所も増えてくると、この往復だけで夜が終わるようになっていた。

「コードを書くAI」と聞いて、正直ビビった

そんな折、SNSで「Claude Code」という名前を見かけた。説明を読むと、ターミナルという黒い画面から動かす、エンジニア向けのツールらしい。パソコンもさほど得意ではない50代の自分には、正直ハードルが高く感じた。

それでも、コピペの往復に疲れ切っていたこともあり、藁にもすがる思いで導入してみることにした。難しい設定は動画や解説記事を頼りに、なんとか一つずつクリアしていった。

最初にお願いした、小さすぎる作業

最初から大きなことを頼む勇気はなかった。試しにお願いしたのは、記事一覧のカードから、当時つけていたアイコン画像を外してすっきりさせる、という小さな見た目の調整だった。実際に送ったプロンプトの一部を、そのまま載せておく。

実際に使ったプロンプト(抜粋)fukugyo-lab リポジトリのルート(C:\Users\kinos\Desktop\ブログ最新版)で、 記事カードの改善(アイコン画像の削除によるコンパクト化+ スマホでの「もっと見る」ボタンによる折りたたみ表示)をお願いします。 対象は money/index.html・ai/index.html・mirai/index.html の3ファイルです。 .article-card からアイコン画像の枠を削除して、カードをコンパクト化 (余白・フォントサイズも詰める)してください。 スマホ(860px以下)では、各記事一覧の最初の3枚だけフルカード表示し、 残りは「もっと見る」ボタンで1行リンクリストとして展開できるようにしてください。 PC表示(3カラムグリッド)は変更しないでください。

専門用語も交えず、普段の言葉のままで書いた。それでも、ファイルのパスと「対象はこの3ファイルだけ」という範囲さえ伝えれば、ちゃんと該当箇所を探し出して直してくれた。

動いた瞬間に変わったこと、変わらなかったこと

実行してもらうと、Claude Codeは3つのファイルを自分で開き、該当のCSSとJavaScriptを書き換え、最後に「何を変更したか」を日本語で説明してくれた。もうコピペをする場面がない。これだけで、作業にかかる体感時間が半分以下になった。

変わらなかったのは「見た目が本当に崩れていないかを確認するのは自分の役目」ということだった。実際、スマホ幅での「もっと見る」ボタンの展開など、細かい挙動は自分の目でブラウザを開いて確認する必要があった。任せきりにはできない、という感覚は今も変わっていない。

それでも、手を動かす部分をまるごと引き受けてくれるようになったことで、自分は「何を、どこまで直してほしいか」を考えることに集中できるようになった。役割がはっきり分かれた、という感じに近い。

今のプロンプトの型:背景・依頼・確認

この頃から、お願いごとを整理して伝えるようになった。今も基本はこの3つの順番のままだ。

特別なことは何もしていない。会社の仕事で誰かに作業を依頼するときと、実はそう変わらない。次の記事では、この型のまま少しずつ大きな作業――記事同士のつながりや導線づくり――を任せていった話を書いていく。

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